雨 sceneU

肩に一粒の雨を感じました。
たった一粒の重みで、初めて自分が
当て所なく歩いていたことに気が付きました。

意識がどこにあったのか、
思考がどこにあったのかわかりません。
ただ “歩いていた” ことだけがわかります。

たった一粒の雨が 立ち止まりなさいと、
周りを見なさいと教えてくれました。
一粒の雨が教えてくれました。

創作部屋〜雨 sceneU〜2004.11.17

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